2022年6月10日金曜日

アジの名前の由来は味がいい魚。

みなさまこんばんは。今日は久しぶりにブログ担当になりました。年長担任のもう一人の方です。昨日、給食室の前で何やら楽しそうなことが起こっていたのでその様子をお伝えします。
子どもたちが集まっていますね。
担任が手に持っているのは何でしょうか…?
子どもたちからは「マグロ!」「サバ!」など様々な魚の名前が上がりました。


正解は、アジです。
今日の給食はアジフライですが
せっかくなので子どもたちに魚を捌く工程をみせようと思います。
担任二人が慣れない手つきで包丁を握っています。
どうやらこれから三枚おろしをするようです!

まずはアジ特有のゼイゴという尾の付け根にある硬いうろこを取ります。


「とげとげしてる!」「硬いね。」
初めて触るゼイゴに子どもたちは興味津々です。


はらわたもしっかり抜いていきます。
なんと今回のアジは2匹とも卵が入っていました。

魚の中を洗っているところもよく見ています。

中が綺麗になったら三枚におろします。
上手にできるかな…

お見事!綺麗に三枚になりました。
この骨は背骨なんだよと伝えると骨にくぎ付けです。

捌いた魚を調理していきます。
どんな料理になるのか楽しみだなあ!

今回捌いた分はムニエルになりました。

骨は油でカラッと揚げて骨せんべいに。
「カリカリして美味しい!」
子どもたちには大好評です。

 ムニエルも骨せんべいもアジフライもあっという間に平らげてしまいました。
最近では、魚は切り身の状態で泳いでいると思っている子もいるようです。そんな中一匹を目の前で捌く場面を見た子どもたちの反応は様々でした。
最初から最後まで見ている子、目を覆い隠しながら見る子、それぞれでしたが子どもたちなりに何か感じるものがあったのだと思います。
 捌かれる魚を見て「かわいそう」という子もいました。この「かわいそう」という言葉は子どもの素直な感想だと思います。では、その思いはどうしたら報われるのか子どもたちとも話をしました。
 「みんなが普段食べているものは全て、生き物の命をいただいているんだよ。だから捌かれた魚がかわいそうなのはもちろんだけど、その命にありがとうと感謝をして綺麗に食べることでお魚やお肉、お野菜はかわいそうじゃなくなるんだ。本当にかわいそうなのは、大事にしてもらえずゴミになってしまったときじゃないかな?」そんな話を子どもたちは真剣に聞いてくれました。
命をいただくということがどんなことか、子どもたちには今回のことで少しでも伝わっていれば今回の調理は大成功ではないかと思います。
 
 堅苦しくなってしまったので最後に余談ですが、私は今まで三枚おろしをしたことがなくとても心配でした。なので前日に練習しようと思いアジを買いに行ったら捌くまえのものがなかなか見つからずスーパーを三軒廻りました。一回練習したおかげで無事に成功してよかったです!あー緊張した!
みなさんもぜひご家庭で魚をさばいてみてください!

今日はここまでです。
それではまた…