2022年10月28日金曜日

たまには年少が主役です

みなさんこんばんは~
今日のブログは食の行事についてです。さて、ブログ担当は誰でしょう、、、





きっとブログをよく見てくれている方は、年長担任だと思いましたよね?
残念ながら違いまーす!今日のブログ担当は年少くり組の担任です。

年少さんは昨日栗ご飯作りを行いました。
今年は食育に力を入れています。今回の栗ご飯作りにもきちんと意図やねらいがあります。

みなさんご存知の通り、今年の年長さんは様々な調理実習を行っています。
年少さんもいつも見学させてもらっています。そして作ったものをおすそ分けしてもらっています。

少し前に年長さんが栗ご飯作りをしました。いつもの調理実習は基本的には年長の分と少し多めにお代わりできるような量で作っています。しかし、この時は全園児分の栗ご飯を作ってくれるとのことでした。年長さんの調理実習ではありますが、私たちの分まで作ってくれるので、何もせずにもらうわけにはいきません。働かざる者食うべからずです。それに私のクラスは特にいつも年長さんから美味しものをおすそ分けしてもっらているので、何か年長さんにお返しがしたいと思い、子どもたちと薪づくりのお手伝いをしました。この時、年少さんが思いのほかよく働いてくれました。

子どもたちからは以前より「年長さんだけずるい」「僕たち、私たちもお料理したい」と声が上がっていましたが、特別な事をして楽しむよりまずは普段の給食を大事にしたいので年少さんでの調理は行っていませんでした。しかし、年長さんの調理実習への関心の高さ、この時の子どもたちの働きぶりを見て、今の年少さんなら何かできる!と思い、すぐ給食室に相談に行き、年少さんでも栗ご飯作りを行うことになりました。

さて、前置きがとっても長くなってしまいましたが、、
さっそく栗ご飯作りの様子をお伝えします。

準備は前日から始まっていました。
数日前の雨とデコボコの庭。保護者の方なら写真が無くても園庭のコンディションの悪さを分かってくれるはずです。園長に庭をならしてもらおうかと思ったのですが、何だか最近とっっても忙しそうなので、子どもたちとシャベルでカチカチの土を掘る→一輪車に入れてへこんでいる所や水たまりに運ぶ→シャベルでならす→踏み固める。この作業を何回も繰り返し行いました。子どもたちのおかげで何とか外でご飯が食べられるコンディションになりました。

待ちに待った栗ご飯作りの日。ここからは写真多めにさくっといきます!
まずは必要な物をみんなで運びます

こんなに大きいお釜も一人で運びます
力持ちだね!




上手く切れるかな~?


頼もしい助っ人が!!

年長さんが手伝いに来てくれました。


年長さんが年少を助ける姿を見て、年中さんもノコギリを手に続々と園庭に集まって来ました。その様子を見ていた小さい子たちも、木の棒を持ってきてくれました。小さい子が大きい子に憧れを抱き、真似をする。とても素敵な関係性が出来ています。

この頃、給食室前では一人あたふたしている人が、、
なにやらお米を少しこぼしてしまった様子。
1年目の年少担任が初めてのご飯炊きにテンパっていました(笑)
6年目ともなるとそんな後輩の姿も微笑ましく思えます。

年少さんで栗拾いに行ったときはほとんど栗がなかったので、年長さんが拾ってきた立派な栗をもらいました。年長さんありがとうね。


年少さんも全園児分作りました。
小さい子たちが首を長くして待っています。


やっと出来上がりました!!
栗がゴロゴロ入っていて美味しそうですね~
先ほどあたふたしていた担任も無事に炊けてホッとしていました


みんなお待たせ~

年少さんが作った栗ご飯はどうかな?



年少さん、自分たちで初めて作ったご飯はどうかな?


良い顔してますね~
実はこの子、栗が苦手なんです。
年少さんで栗拾いに行く時も「えぇ~栗好きじゃないから嫌だ~」と言っていました。
年長さんが栗ご飯を作ってくれた時もきれいに栗だけ、はじいて食べていました。
それが昨日はこの表情です!!このあと、自分から「ねぇーくみ!!聞いて!栗ご飯の栗食べられたよ!」と、とっても嬉しそうに教えてくれました。


右側の男の子も朝は「栗は苦いからあんまり好きじゃないんだよ~」と困り顔をしていましたが、見事完食です!!


お代わりの行列ができていますね~

年少さんを中心にみんなで外で食べました。

前回年長さんが栗ご飯をしたときは、年長以外の学年が準備や調理にほとんど関わろうとせず、ご飯だけもらいに来るという様子でした。各担任が年長担任から指摘や助言をもらい、今回の年少栗ご飯作りを迎えました。各担任が前回の反省を今回に活かしているのが良く分かりました。今回は先ほども書きましたが、年長さんを筆頭にどの学年も手伝ってくれたり、様子を見に来たりしてくれました。年少の栗ご飯作りでしたが、全員で協力しあって出来た栗ご飯作りで、本当にいい雰囲気だったと思います。

大人が少し意識するだけで、子どもたちの食べも全く違いました。
前回も今回も3㎏を2釜、1.5㎏を1釜、計7.5㎏のお米を炊きましたが、前回は3㎏の釜が1つほとんどそのまま残ってしまいました。しかし、今回はほぼ完食です!
ちなみに給食室に聞いたところ、普段の給食で炊くお米の量は6.5㎏らしいです。これを全て食べきっているわけではないので、実際食べている量は6㎏弱といったところでしょうか。
ということは、いつもより2㎏近く多い量のお米を子どもたちは食べたというわけです。
環境や大人の関わり方、意識が変わるだけでこれほどまでに子どもたちの食べも良くなるのです。このことを強く意識して、普段の給食から子どもたちの食べる力を引き出していきたいと思いました。

今回は年長さんにもらった栗を使ってご飯炊きをしたので、次は自分たちで収穫したものでご飯炊きをしたいと考えています。畑で育てているサツマイモがそろそろ収穫の時期なので、さっそく今日試し掘りをしてみました。とても立派なサツマイモが採れたので、近いうちにさつまいもご飯を作った様子をお伝え出来ると思います。その時のブログはあたふたしていた後輩に頼もうかな~?その時をお楽しみに!

ちなみに、初めのブログ担当の紹介でくり組なんてあったっけ?と思っている保護者の方、そんなクラス名はありません。栗拾いと栗ご飯が楽しみ過ぎて、私と子どもたちで勝手につけたクラス名です。栗ご飯作りも無事終わったので、そろそろひまわり組に戻りたいと思いま~す。

というわけで、今日はここまでです!