こちらはお迎えの時間の年中さん お母さんがお迎えにきたら 「お腹空いたからおやつ買って」と背中で甘えていました お母さんはしっかり準備万全 我が子がお腹を空かせないようにおにぎりを用意してきたようです しかしこの子は 「おにぎりじゃなくてお店で買って」 でもお母さんは 「お店には行かないよ」
お互い一歩も引かず主張がぶつかり合っていました 私は嬉しく見ていました 自己主張を大切にする保育をしていますので 親子がしっかり主張し合う姿は嬉しいです お母さんは我が子を想いおにぎりを用意して しかし子どもにとってはおにぎりよりも お菓子やアイスが欲しいのでしょう そんな子ども心も分かります お母さんもそんな気持ちは知っています でも毎日お菓子ばかりはあげられません 子どもの体の成長を考えると私も賛成です なのでどちらの主張にも賛成したくなりました それじゃ正解は何なのか分からなくなるところですが そもそも立場が違う者同士で意見がいつも一致するわけありません 親と子ども 意見が違って当然のこと 主張は平行線のままなんて多々あるものです
大切なのはお互いが主張できることだと思います
大人が威圧ばかりしていれば子どもは主張できません どんな言い分でも聞く耳を持ちたいです
だからといって何でも言いなりになれば良いわけではありません ダメなものはしっかり伝えないといけません 大人も主張して子どもに伝えないとです この伝えることがなかなか難しく 大人の感覚だけで主張すると子どもには伝わりにくいですね 自分が子どもだった頃を思い返して 子どもの感覚で伝える必要はありますよね それでも先ほど書きましたが 立場が違えば意見も違いますので 簡単にはまとまりません 育児も保育も簡単にはいかないものなんですよね そんなものだと思っています
簡単にはまとまりませんが 主張し合うことができていれば いつか最善の策が見出せるものです 主張し合う関係は 親子から始まり 仲間と主張し合うようになり やがて社会の中でしっかりと主張できるようになるものです 自分と立場が違う相手と最善の策を見出す為に
そこまではまだまだ遠い先 今はまだ親子でたっぷり主張し合ってもらいたい 子どもたちの将来の為に
年中親子のやり取りはいったいどうなったのでしょうかね~
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