2020年6月16日火曜日

写真が一枚だけ

みなさまこんばんは。
今日はちょっと固い会議がありました。
不慣れな私は会議に出るだけでエネルギーを消費します。
アメ車並みの燃費の悪さです。
この先場数を踏めばエコカーみたいになれるでしょうか。
自信はちっともありませんが
経験値は確実に力になりますからね~。
苦手な会議も頑張りまーす。

それでは子どもたちの様子を

と続けたいのですが
今日は写真がこの一枚だけ

年長たちがクワガタで遊んでいます
最近登園してきた子どもたちと
園内の木に集まるクワガタを採っています
枝を揺らすとクワガタが落ちてきて
子どもたちも大騒ぎです
大きな木なので思いっきり揺らさないとです
今日は職員が幹を蹴ったら
足首を痛めていました
湿布を貼って保育をしていましたが
明日はきっと反対の足でまた蹴って
クワガタを捕まえることでしょう
彼はそんな保育士です
写真が一枚はちょっと寂しいですね、、、。

それでは何か話せたら

子どもたちが大泣きしていると
お母さんは不安ですよね。
誰しもそうだと思いますが
大人は子どもたちの笑顔が好きですからね。
私も以前はそうでした。
子どもたちの笑顔を見ていると安心します。
泣いてる姿や怒っていると不安になります。

ですが今まで多くの子どもと関わり
子どもたちから教わったことの中で
笑顔だけを特別扱いしないで
ってことがあります。
笑顔は一つの感情なだけで
他の感情も等しく扱うべきなのです。

喜びも
怒りも
哀しみも
楽しみも

どれも大切な感情なのです。
その中で笑顔だけを大人が求めていたら
子どもたちはどうなってしまうのでしょう。

人間は与えられた環境に適応していくものです。
言語や文化の違いが世界中にあっても
生まれた赤ちゃんはそれぞれ適応しながら成長していきます。
私も英語圏の国に生まれていたら
英語ペラペラの外国人として扱われたことでしょう。
そしたら違う人生を送ることでしょう。

そう考えると笑顔だけを求められる環境にいたら
笑顔だけを表現するようになるのでは。
自然な笑顔、心底楽しむ姿ではなく
作り笑いをする子どもたち。

作り笑いは大人の社会では必要なときもあることでしょうが
子どもたちが身につけるのはまだ早いです。
素直な感情を素直に表現してもらいたいです。

なのでどの感情も等しく扱うように心掛けています。
特に意識することは
どの感情も表現することの大切さです。
感情は誰しも持つが、表現できるか、できないか。

先ほどの作り笑いをする子でも
全ての感情は持っているはずです。
ただ笑顔しか表現させてもらわなかっただけ。

感情の表現を肯定されると乳幼児はどうなるのでしょうね。
わがままになると言う人もいるんですよね~。

ですが私は逆だと思っています。
泣きわめく姿に大人が手を焼いて
その子どもをわがままとして扱っているだけです。
表現とは言葉だけとは限りませんからね。
泣き叫ぶ姿から子どもの気持ちを察してあげたいです。
保育では子どもたちと対等の立ち位置で。
それを意識していますが、
時には人生の先輩として
察して配慮して助けてあげたいです。
子どもたちは未熟なだけですからね。

しっかり自己を表現する子は
やがて年齢に応じた
周囲に応じた表現をしていきます。
幼いうちは母親、家族だけの集団です。
成長とともに集団は大きくなり
他者との関わりが増える中で
どんな主張が適しているのか
これも経験を積んで学んでいくしかありません。
何年も何年もかけて自己主張を重ねて
成長していきます。

就学を見据えるより
もっとずっと先を見据えてあげたいです。

やがて将来の夢を実現するための行動力。
人生の分岐点で自己決定できる力に繋がって
いくと思います。

多くの中高生が自分の将来の目標を持てない
話を聞いたことがあります。
その子たちの乳幼児期を想像してしまいます。

それではまた。