2019年1月15日火曜日

年長話し合い


 年長たちが話し合いをしているところです。
何か問題が起きるたびに子どもたちと、話し合いをすることを意識しています。当事者同士の話し合いをしたり、クラスごとで話し合いをしたり、状況によって形は変わりますが、今日は年長全員で話し合いをしていました。明日の雪山合宿について話し合っていました。一泊二日のお泊まりで子どもたちも心配な様子です。親元を離れ仲間と寝食を共にするのは簡単ではありません。中には心配で泣き出す子どももいます。そんな心配事を押し殺して我慢するのではなく、言葉で表現し解決策を仲間と一緒に考えることを大切にしています。1人の友達の悩みをみんなが共有し助けてあげると、助けてもらった子どもは喜びと安心感を持ち、心配事を乗り越えようと挑戦します。やがて心配事を乗り越えることで自信につながります。そうすると心配で泣いていた子どもが今度は困っている仲間を助けるようになります。
文章で書くのは簡単ですが、子どもの育ちは簡単に、短期的にはいきません。時間をかけて、紆余曲折しながらです。すぐに結果はでるものではありませんが必ず人は成長します。年長たちも4月の初めは全員で話し合うことなんかできませんでした。仲間を思って耳を傾ける姿勢はなかなかありませんでした。



心配がある人は手をあげて

前に出て発言する勇気に驚かされます

共感したり意見を言ったり

1時間近く続くことも
何人も心配な話をして、子どもたちからも様々な意見が出たり話は深まっていきます。やがて心配な意見ばかりではなく、楽しみな意見が多くなりました。心配な気持ちを仲間に共感してもらえたら、それだけで心は軽くなるのです。子どもは意欲のかたまりです。心配事や悩み事などでつまずいていると停滞するものですが、少しでも解消されると前に進もうとするのです。子どもたちの素晴らしい特徴だと思っています。

それでは明日行ってきます。