2021年3月10日水曜日

活字ばかりの

みなさまこんばんは。
保育の中で絵本を子どもたちに読むことは日常です。
ふとした場面で、お昼寝の前に、年齢に合わせて様々な絵本を読みます。
年長になると内容も難しくなるのも当然のこと。
卒園期になると更にです。200ページを越える長編児童書を数日かけて読みます。
ほとんどが活字で、たまに挿絵が入ります。
休憩をはさみながら一時間以上読み続けます。
子どももその日その時の心身のコンディションもありますので
集中が途切れたり、眠くなったりもしますが
頑張って物語についてきます。
集中できない子については
子ども自身の問題ではなく読み手の力量が問題にもなるものです。
私がここ数年読んでいますが
目の前の子どもたちの姿が自分に問われているようです。
なので自然と真剣になりますが、なかなか簡単にはいきません,,,。
私ももっと頑張らないとです。
前日休んで見れなかった仲間が居たら
また遡らなければなりません。
一人を放っておく集団など子どもたちは望んでいません。
なのでまた前日からのページを、みんなで休んだ仲間に教えながら進みます。
そんなこともするので益々時間はかかり何日もかかるのです。
「もう長い本は読みたくない」と訴える子もいます。
その子の主張をみんなにも投げかけたら、賛成する子はほぼ全員でした。
「それじゃ今年の年長は本読むの止めにしようか。」
と、問いかけたら賛成する子は誰もいませんでした。
大変と主張はするけれど諦めたいわけではないんですよね。
大変なことでも頑張りたい。
そんな精神状態に育ってきています。
それから耳から入った情報を想像する力
仲間を思いやる心
長時間姿勢を保持する筋力体力
様々な成長が見られる時間です。

本日この長編児童書が完結しました。
そのとたん子どもたちから歓声が起きました。
頑張った分の達成感でしょうか。
私も読み終えてほっと一息でした。
でも一人お休みの子がいたから明日読んであげたいです。
その子も長い本は嫌いと言っていましたが
決して諦めてはいませんでしたので。

今日はここまでです。
それではまた。