2021年1月29日金曜日

ケンカの話

 みなさまこんばんは。

今日は子どもたちのケンカのことを少しばかり伝えられたらと思います。

日常的に子どもたち同士のトラブル、ケンカはあるのです。

集団生活ですから、人と人との小さな衝突は大人の社会でもありますよね。

まだまだ幼い子どもたちならなおさら、

逆にない方がおかしいと思います。

でもよく聞くのが

ケンカはダメ、みんな仲良くするんだよ、

こんな言葉を聞きます。

確かにケンカすることなく誰とでも仲良くしたいものですが

それが実現することはあるのでしょうか。

上っ面の表面的な関係ならケンカしないで付き合えますが、

それって仲良しといえるのか疑問です。

大人の社会でしたらそんな付き合い方も必要でしょうが

その関係は友だちではなく知り合いと呼ぶのでしょう。

子どもたちが人間関係を構築する術を学ぶ場で

上っ面の関係を進めることはできません。

深い人間関係を築くためには

どうすればよいのか。

お互いの本音を表現するべきだと思います。

喜びも悲しみも楽しみも

それと怒りも。

なのでケンカが起きたら止めることはありません。

見守ります。

しっかりケンカを保障して本音を表現させぶつけ合わせます。


今日はタイミングよく
2歳児のケンカに遭遇です
ケンカの対応中はこちらもカメラを向ける余裕が
ないので
なかなか写真が撮れないのです
今日はタイミングよく撮れたので

2歳児同士でシャベルの取り合いです
お互い全力で向き合っています
でもまだケンカのルールを守れず
噛みついたりひっかいたりしてしまうので
それはしっかり止めます
年中ぐらいになるとケンカのルールを守りながら
できるんですけどね
小さいうちは大人がしっかり対応しないとです

片方がシャベルをつかみ取り
もう片方は崩れおちました
しかし泣きながら立ち上がり追いかけます

広い園庭を追いかけまわしているうちに
同じクラスの子が助けに入ってきました

3人の想いが飛び交います
シャベルを取り返して逃げる子を
追いかける子
それを助太刀しようとする子

この後また絡み合っていましたが
私も間に入って話を聞き解決策を提案しました
みんなで1本ずつシャベルを見つけようと
そしたら納得したようでシャベルの捜索が始まりました

シャベル置き場に1本あったけど
あと1人分

砂場を探しにきました

今度は山の上を探しています

なかなか見つからず次に向かいます

いつの間にか仲間が増えていました

山を下ったところでシャベルを見つけて
3人分のシャベルがそろいました

そのままシャベルを持って散歩に行こうとなり
北風が吹く道を歩きだしました

意見の不一致が起きたらぶつかり合い
しっかり自己主張です
自分の気持ちを抑えたまま
他者の気持ちを聞くことはできませんからね
まずはしっかり自己主張
それができるようになると
友だちの気持ちを理解できるようになるのです
ぶつかって仲直りして
そんな経験を何度も何度も繰り返して
人間関係を築く術を身につけていくと考えています
年長は大人が居なくてもルールあるケンカをして
今後の課題 対応策まで
話し合い最後はしっかり仲直りまでしています
個人の主張と集団生活の折り合いを
子どもたちが話し合う場面まであるのです

今日はここまででーす。