2021年1月28日木曜日

バスの中で

 みなさまこんばんは。

やはり簡単には春は来ませんね。

まだまだしっかり寒かったです。

園内はどこに行っても寒くて

ここ数年ネックウォーマーが必需品になっております。

太い血管を冷やさない方がいいと聞いたので。

効果抜群ですが、一度やったら手放せなくなってしまいました。

冬は毎日ネックウォーマーです。


それでは今日の様子を

年長はあやとり名人が増えています
いろいろな技をあっという間に習得して
見せてくれます
私は苦手で覚えられません
年長の名人がゆっくり教えてくれるのですが
未だに何もできません

こちらは2歳児たちです
寒くても外で元気に遊んでいました

話すことも随分しっかりとして
お兄さんお姉さんになってきたね

私を見ると泣いていた子たちなんですけど
いつの間にか笑顔を見せてくれています

写真はないのですが帰りのバスの中でのことを


園バスは子どもたちに人気で、特に一番前の席が人気です。

一番前の席に座るために早く帰る用意をしてバスを待っているほどです。

毎日争奪戦が繰り広げられていて、今日は年長2人が一番前に座っていました。

バスは順々に子どもたちを降ろしていき

前に座る年長の1人が降りるバス停に停まったとき

年少さん2人が前に座りたいと言い出しました。

空いた席は1つですから自然とジャンケンになりました。

勝った1人が笑顔で座り、負けた子は泣き出しそうです。

それを見ていた最初から座っていた年長が自分の席を譲って後ろの席に移動しました。

泣き出しそうだった年少さんも笑顔になりました。

この後一番前に座る子のバス停に着くたびに他の子が名乗りでて

ついに席を譲った年長は前の席に戻ることができないまま

自分のバス停に着いてしまいました。

でもその表情は曇ってなかったように見えました。

人に優しさをあげることができるのは

いったいなんでなのでしょうね。

付け加えると

この子は食の問題を持っていて

みんなと同じ物を食べられない時があるのです。

とても大きな問題を抱えているのです。

人間にとって三大欲求の一つですからね。

それだけ大きな問題を抱えて生きている年長児が

他者に優しくできるのは何故か。

食のハンディは苦しみ悲しみに直結する問題ですからね。

そんな精神状態で優しくできるのでしょうか。

もし自分だったらと思うと、、、

他人のことより自分の苦しみばかりを周囲に訴えてしまいそうです。


優しくすることを大人に強要されていたら

さすがに表情にでることでしょう。

陰に隠れたところで本音を表現することでしょう。

でも私が見ている限りでは

そんな素振りは見えません。


自分も苦しみを抱えながらでも周囲に優しさを与える年長。

子どもたちの成長に驚かされます。

多くの愛情を受けた者は分け与えることができる。

そんな言葉を思い出す場面でした。

それではまた。