2023年2月9日木曜日

写真がない

みなさまこんばんは。
今日は朝から会議に出かけてきました。
先ほど帰ってきたので一日がかりです。
なので写真はありません。
すいません。
こんな日はブログをどうしようか悩みますけど
せっかく見てくれている方がいますので何かお伝えしようかな。
なんて思っています。

それでは今思っていることを

もう二月の二週目、卒園期と呼ばれる時期になりますけど
この時期に大切なものはなんでしょうかね~。

特別思いつかないのです。
なぜって大切なものは卒園期だけでなく
ずっと意識してきているからです。
卒園期だから何かを特別に意識することはなーい。
しいて言うなら今までの保育が積みあがっての子どもたちの姿なので、
卒園期の姿は自分たちの保育の結果だと見ることでしょうか。

今年のひかり幼稚園・ひかりっこ保育園の年長たちの姿は
どうでしょうかね~。
年長担任たちはどう捉えていることでしょう。
後で聞いてみよーっと。

卒園期の話をしていたら思い出したことがありましたので
あとそれだけお伝えさせて下さい。

何年か前の年長の話です。
ひかり幼稚園・ひかりっこ保育園では自己主張が大切と思い保育をしています。
自己主張とは自分の意見や感情を表現することでしょうか。
将来社会生活をおくるためには必要なことでしょう。
年齢に応じて適した自己主張があるので
幼児は幼児らしい自己主張ができるよう保育をしています。

その年長はお母さんに対して意見がありました。
日々悩みとして抱えていたのです。
それを私に教えてくれました。
でも直接お母さんには言えなかったのです。
大好きなお母さんに正直な意見を言うことが怖かったのでしょう。
大人だって本音を表現するときって怖いものです。
相手が聞いてくれるのか、共感してくれるのか、もしかして否定されるかもしれない、
いろんな想像が膨らんでいき不安になることでしょう。
子どもたちも同じです。

そこで私はその年長にこう伝えました。
「それじゃあなたがお母さんに伝えたいって思ったとき教えて。
 その時は一緒に話してあげる。手伝ってあげるから。」
その年長はうなずきました。
母親にすぐ伝えることができなくても
私が共感してあげることで、悩みは少し軽くなると思ったのです。

このやりとりがあったのが数年前のちょうど今の時期でした。

翌日からその年長も私も普段どおりの生活をおくりました。
その年長の回りでは自己主張する友だちの姿は見られましたが
その年長は私に何も伝えてはきませんでした。
ずっと葛藤しているのだと想像はできましたが
無理やり自己主張させることはできません。
なので私ができることは、その年長が助けを求めてきたら
いつでも対応できるように意識はしていました。
そう思いながらも時間は過ぎていき
とうとう卒園式です。
その年長のことが気がかりでしたが
園生活だけが、その年長の全てではありませんので
いつか必ず母親に向き合うことができるであろう、
なんて思いながら卒園式の姿を見ていました。

無事に卒園式が終わり、ひと段落したときです。

その年長が真剣な顔をして私の前にきました。
「お母さんに話したいから手伝って」
とても小さな声で伝えてきました。
私はとても驚きましたが、すぐ母親に
状況を説明して時間を作ってもらいました。

その年長は母親の顔を真剣に見つめ話しました。
母親も我が子の訴えを真剣に聞いてくれ、うなずいていました。
ずっと抱えていた想いを主張でき、さらにお母さんが受け止めてくれた
年長の表情は安心感と達成感でしょうか。
満面の笑顔でした。
私はそれを見ながら、親子関係はこのように積み上げていけたらな~
なんて思ったものです。

人間関係の構築は親子関係から始まることが多いと思います。
親子関係で学んだ術を使い、他者との関係を築いていき社会に出ていくのです。
ですが何事も順調にいくことなんかありません。
この先いろんなことが起きるでしょうが
親子で互いに成長していくことでしょう。
真っ直ぐ進むより寄り道が多いほど
学びは多いと思いますので。

私もこの親子から学ぶことができました。
これからも負けずに成長しなきゃと思います。

そろそろ帰らないとー。
それではまた~。