2019年2月7日木曜日

残り時間は

皆さまこんばんは。今日は年長保護者のお母さんたちとお話する場がありました。今後の予定の確認などお話している中で、卒園まで残り時間は30数日であることを改めて実感しました。毎年の事ですけど何だか気持ちが焦ります。やり残す事がないように頑張るしかありません。年長の子どもたちも残り時間を知っているのか、大きな成長が見られる毎日です。今までの園生活は土台作り、年長の卒園期が集大成と言わんばかりです。


毎年年長の子どもたちに読んでいる本です。200ページを越える本なので1回で読み終えることはなく、何日も掛けて読んであげます。しかも今の時期は風邪で休む子どもも毎日のように居て、昨日の続きを読もうとすると「休んでて見てない」と言う子どもが。なので昨日読んだ分をまたおさらいしてから、今日の分が始まるのです。こんな感じで少しずつ読み進め、ようやく終わりました。6日掛けてようやくです。それだけの長編を毎回20分程掛けて昨日のおさらいをしながらです。早く先を見たいのに休んだ子が居るから、またおさらいしなくてはならない。そんな状況に不平不満の声が出ない事も子どもたちの成長だと思います。以前は仲間を想う事よりも、自分本位の意見がありました。それが今では休んでいた子の為に自制する姿が見られます。
年長のこの時期に読んでいる本の多くは、物語の主人公が困っている人を助ける内容です。弱き者を助ける為に努力を惜しまない主人公。我々大人が子どもたちに伝えたい人間像だと思って読んでいます。子どもたちも自分を物語の主人公に投影して、「太郎みたいになりたい」なんて思ってくれたら嬉しい限りです。