2025年8月29日金曜日

朝から混乱

みなさまこんばんは。
今朝の送迎バスでの事です。
私のミスで送迎バスに混乱が起きました。
その混乱が起きた途端にバス職員たちが迅速に対応してくれてリカバリーできました。
いわゆる通常とは違う緊急の場面で、臨機応変な対応ができる力ってすごく価値があると思います。マニュアル通りに動くだけの方がやりやすいものですが、子ども相手、人間相手ではマニュアルだけの対応はできません。その場その場で判断していかないとなのです。
こんなこと言うと保育業界で働くのは大変そうって思われてしまうかもしれませんが、肝心なことは「初めからできる人はいない」ってことです。臨機応変な対応力が身につくためには、まず通常時の対応ができてからなのです。基本ができるようになって、次は応用ができるようになるものです。
今回のバス職員たちも様々な経験を積んできて、今日の対応ができるようになったはずです。
その職員たちの成長のおかげで助かりました。

まだまだ経験が浅い職員たちにも「初めからできる人はいない」ってことを伝えていきたいです。

それでは子どもたちの様子です。

丸太の一本橋に挑戦する年少さんがいました

直立するのは難しい
なので手足を使って高這いで進んでいきます

途中まできましたがバランスを崩して
落ちてしまいました


するとまた最初から初めていました
この後また落下したのですが
本人は諦めずに

とうとう最後まで到達したのです
この間私は何も言うことなく、ただ撮影していただけなのです。大人の声がけでなく
本人の意思による行動なのです。
子どもには子どもなりの意思があり目標があるのです。
それはとても些細なものかもしれませんが、とても価値があるものなのです。
今回の一本橋もまるで人生の縮図のようにも思えます。
子どもたちはこの先何度も間違いや失敗をすることでしょう。
その度に自らやり直しができるようになるためには
どんな些細な子どもたちの意思や目標に価値を感じてあげることです。

こちらは園庭にあるぶどう棚
数年前に一人の職員がぶどうの苗を買ってきて栽培を始めました
小さな苗だったので実がつくようになるまで
何年もかかりました
昨年ようやく食べられるようになりましたが
ぶどうはたったの一房でした
ですがその一房を年長たちで分け合いました
大量に収穫することだけが正解ではありません
目の前のものをみんなで共有することが大切ですからね
一粒をさらに半分にして食べたぶどうは
子どもたちに何が伝わったことでしょう


そのぶどうの木は今年

何だか様子が違います

思った以上の成果です

これは在園児保護者である
ぶどう農家のお父さんがいろいろと手助けをしてくれたおかげで

なかなかの収穫になりました

これだけ実れば年長たちだけでいっぱい食べられるね
と思っていたら

年長たちは小さい子たちのクラスに
ぶどうを届けてあげたのです
去年の半分のぶどうと見た目は違いますが
年長たちの心は同じようですね

こちらはぶどうを受け取った年中さん
他の学年も嬉しそうに食べていました。
みんなよかったね~。
今日はここまでです。
それではまた。