幼稚園や保育園など乳幼児が過ごす施設はいろいろとありますが、どこも子どもたちがケガをすることがないよう環境設定をしています。
ひかり幼稚園・ひかりっこ保育園でも同様です。
ですがこの「ケガをすることがないような環境設定」をどのように捉えるか、違いがあるようですね。
大きく分けると
A.ケガをさせないフラットな環境を整える
B.ケガをしないような子どもを育てる
A.は施設内を高低差がなくフラットにして転倒するリスクを減らす発想です。
B.は感覚機能、運動機能を発達させて転んだとき、手をついて受け身をとれる子どもに育てケガのリスクを減らす発想です。
ひかり幼稚園・ひかりっこ保育園では(B.)の発想で環境設定をしています。フラットな環境ではなく適度な高低差がある敷地で子どもたちは、様々な経験をして感覚機能、運動機能を育てています。
視覚で高低差を感じて、足の裏の触覚で滑りやすさを感じて、転ばないように慎重に足を運ぶよう脳からの指示を出すのです。それでも転んでしまったときは手を前に出し、体を丸めて受け身を取るよう判断するのです。この判断はある時いきなりできるのではなく、何度も何度も経験をしながら発達していくものです。大人が口頭で伝えたり、教科書を読んで学ぶことではなく、子ども自らの経験がないと身に付かない力です。
転んだとき手をつくことが当たり前と思っている方もいるかもしれませんが違うのです。経験をとおして感覚機能と運動機能の相互作用を積み上げてきた結果なのです。
それでは子どもたちの様子です。
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廊下と廊下の間を飛び越える年中さんです 「見てて見てて」と言われたので 見てみたら ぴょーんと飛び跳ねる姿を見せてくれました |
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同じく年中さんが仲間の姿を見て触発されたようです 挑戦が始まりました 最初は笑顔でしたが真剣な表情になり 恐怖に負けて一度引き下がり また立ち上がって |
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飛び越えることができましたー やったね 些細なことかもしれませんが この経験を繰り返して 将来必要になる力 「自ら困難を乗り越える力」も育てる場所が 幼稚園・保育園だと考えています |
それではまた。